2009年3月23日月曜日

パッチ

地名やランドマークで地図を引くには、地図はまず座標で引くこととし、地名やランドマークを座標変換機能を通し、得た座標で地図を引く、という二段階で行なうのが常套手段だと思います。

その際、座標変換には地名と座標のペアという単純なインデックスを用いるとした場合、当然いろいろ間違いが出てくると思います。そこでパッチを使うわけです。

パッチは、ユーザ単位で作成、使用できるのが基本ですが、パッチを共有すれば、多くの人が助かります。しかし中にはイタズラデータがあったりもするでしょう。如何に正しいデータを共有し、間違いデータを排除かが大事ですが、そのためには結局、個々のユーザ側に選択権を持たすしかないと思います。そうした形で気軽にパッチを共有し合える環境が望ましいと思います。

もう一つ、座標の場合には、微妙な精度の問題があります。ほんの少しのズレで、実際どちらでもいい程度の違いでしかない場合もあるでしょう。そういう場合でもユーザ側に選択権があることで、簡単に回避できます。ただ問題は、そうしてユーザ側の選択権を増やしていくと、選択自体が重荷になってしまうことです。その辺のバランスが重要になってきます。

同じことは、辞書全般に言えます。微妙なニュアンスや方言を含めて、最終的にユーザが選択権を持ち、共有と固有を上手くバランスさせて運用できるシステムが望まれます。

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