2009年3月24日火曜日

SSLのうまい喩え

ディスカバリーチャンネルでネット企業の盛衰をamazon(とebay)を通して綴った、シリーズ「ネットビジネスの勝者」〜ネットビジネス:アマゾン〜という番組を昨日見ました。アマゾンは大好きなサイトで、それはまだISDNで接続していたまだネットが良く分かってない頃、もちろんco.jpはまだ無く、.comから洋書を購入してわざわざDHLで配送してもらい、たった3日で本が届いた感動が根強く残っているからでしょう。しかも暫くたってから、突然クリスマスプレゼントとかいって(それは定かでは有りませんが)、マウスパッドが送られてきたんです。わざわざアメリカからマウスパッドを送ってくるなんて、信じられませんでした。大したものじゃないだけに、逆に変に感激したのを覚えています。

番組の内容は置いておいて、今書き留めておきたいのは、その中で紹介された、amazonの商売に必要不可欠だった重要な要素、公開鍵暗号の話です。これを説明する例えとして、普通の箱にダイヤル式の南京錠をかけて荷物を送る話が出てきたのですが、これが非常に分かりやすかった。

(番組と名前は違うかもしれませんが有名な量子の絡み合い実験に倣って)いま、アリスがボブに金庫にお金を入れて送ろうとします。そこでまず、ボブがアリスにダイアル式の南京錠を送ります。アリスはボブに貰った鍵を金庫にかけて、金庫をボブに送ります。そうすれば、アリスは鍵の番号をボブに伝える必要が無いどころか、アリス自身が知る必要すらありません。

実に見事な喩えだと思います。公開鍵暗号を考えたデフィー&ヘルマンさんは、もともとこのように考えたのかもしれません。

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