2009年3月3日火曜日

Webデザイン本

『Webデザイン プロフェッショナルワークフロー・バイブル』という本を買いました(Andy Clark[著]、今里了次[訳])。amazonのURLはこちら

まず最初に苦言を。これは何とも身体に厳しい製本(インクなのか紙なのか)です。この時期花粉症と乾燥にもってきてトリプルパンチ。分野が違うとはいえ同じデザインのうんちくを語る本なのですから、物理的なデザインにも気を使ってほしいと思います。環境ブームなのですから身体に優しい本で、この不況の中、ポイントを稼いではどうでしょうか。

cssの名前付けがこんな状況になっているとは全く想像していませんでした。プログラムを書く場合に名前が重要であることに異論はないと思います。しかし、各社各様にコーディング規約が存在するように、またマイクロソフトの本来のハンガリー記法(エクセルとワードの開発)のように、変数名に機能を持たせるというのは、まったく合理的です(一石二鳥)。

ただ、P44の見た目重視の名前と意味に基づく代替案との比較表で、

#header #branding
#sidebar #content_sub
#footer #site_info

この中で特に気になるのがfooter as site_info です。
確かにウェブサイトにおいて、フッターに記すべき情報がsite_infoに相応しい場合があり、一例としてそう変換するのは悪くないでしょう。しかしこの意見で残念なのは、意味を置換してしまっている点です。つまり、両方の視点がユーザにはあるはずで、下の方にある情報という見方も捨てるべきではないと思うのです。

つまり、ウェブサイトによってサイト情報の書き方が違うのに、名前だけ揃えてしまったら、CSSという見た目として、一貫性を欠く、ということです。

まだ上手く整理できていませんが、私のノートによると、概念交換機的には、ページに表示すべきコンテンツの束と実際の外観(フォントの色など)は切り離されているべき、ということですが、同時に前提条件として、コンテンツの束というのがページの主体であるということです。

これ以上説明できないので、ここまでにしておきます。

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