2008年11月22日土曜日

You! 翻訳

最近英語アレルギーから脱しつつ有る私!は、たった今、『Miles to go ...』をみて、よし、これを翻訳しよう、と思った。すごい進歩だと自分でも関心する。レベルが低くて申し訳有りません。 

ところで、翻訳サイトを作るというのは、半年か1年ぐらい前からあるアイディアですが、--あ、これWanted!にしょうかな--、これにはローミングという考えが背景にあります。

例えば私が『Miles to go ...』を翻訳したいと思ったとします。これを個人的に行い、結果を自分だけのメモ帳に保存しておく分には、著者の許可は不要です。しかしもし、これを誰かと共有したいと思ったら、多少問題が起こるかもしれません。勝手にインターネットで公表しようとすればなおさらです。

ローミングとは、ローミングブラウザを介してアクセスすることにより、該ページをユーザの嗜好に合わせて書き換えるものです。Greasemonkeyのようなプラグインをイメージしても良いかもしれませんし、私の知らない間にすでにそういうアプリケーションがあるかもしれません。ただし、プラグインではありません。Webアプリケーションとしてのブラウザです。私はこれをニューブラウザと呼んでいますが、普通にWebアプリケーションのUIが他のページを見るための機能を持っていること、およびそのコンテンツに干渉することから、一種のブラウザだと考えているためです。

つまり、ニューブラウザは、通常のブラウザで表示される素のコンテンツに、翻訳などの付加情報で変換したり、コメントなどを追加した、二次的なコンテンツを表示するものなのです。

ここでいうユーザの嗜好の中に、言語翻訳機能があります。ローミングサーバは、ユーザが登録したページの翻訳情報を相対的なページの位置情報と共に保存します。それにより指定されたURLでアクセスした時に、翻訳情報を表示できるようになります。

ユーザが自分で翻訳しただけの状態であれば、他のユーザはその情報にアクセスできません。共有許可を著者に取った後、はじめて共有URLに置かれ、他のユーザもアクセスすることができます。共有URLにある情報を見るか否かはユーザ次第です。デフォルトでONにもOFFにもできますが、気に入らない(というより不快な)情報だけを後からON/OFFすることもできますし、不正だと思われるコンテンツの通報も可能です。一方、発信したユーザは、誰がON/OFFしているかは知ることが出来ません。しかし、その割合は知ることができます。あまりにもOFFの多いコンテンツは、その理由について、誰かに意見を求めてみても良いでしょう。また、OFFが多いコンテンツや通報されたコンテンツは調査の対象となり、違法行為が確認されれば、然るべき対応が取られます。

もちろん著者が共有に問題(著作権侵害)を感じたら、いつでも共有を禁止にすることができます。このような情報もまた調査され、対応されることになります。

共有許可のプロセスは、今のところ人力で行うことを想定しています。もし社会的に支持されるようになれば、robot.txtのような情報で自動的に可否を判断できるようになるでしょう。それまでは多少時間がかかっても著作権を重んじるべきです。

そこで著者に許可を求めるわけですが、利用者の負担はできるだけ軽減したい。そこで登録したURLをローミングサービス側で調査し、問い合わせ先を探し、許諾を得るというプロセスになります。

私は英語のプロではありません。それどころか、まともに会話したり読み書きしたりすらおぼつかない状態です。でも、そんな私でさえ分かる英語もあります。それは、技術的に必要に迫られた、翻訳というより、書いてある内容を理解するための最低限の意訳レベルにすぎませんが、もしそれを原作と関係付けて保存できれば、それは自分が繰り返し見るときに非常に役に立ちます(毎回辞書を引かなくていい)し、さらに他の人と共有できれば、きっと同じレベルの人にも役立つでしょう。そして私が勇気を持って恥を忍び、つたない訳を公開すれば、見るに見かねた人が、やさしく間違いを指摘し、正しい訳を示してくださるに違い有りません。そうなればきっと他にも追従してくれる人が現れるはずです。そしてそれは多くの理解を助け、読者を増やしてくれるはずです。ですから基本的に著者にも歓迎されるはずだと私は思います。

他にも例えばja.netbeans.orgのような公式に翻訳された情報が載っているサイトで、英語と日本語のページが別々に存在するサイトがあります。これは非常に有り難いのですが、未翻訳のページに行ってしまうと、そこから先のリンクは常に英語のページになってしまいます。これは致し方ないところです。

しかしまあ、このような状況は解決できないわけではありません。URLの対応表を作り、Greasemonkeyのようなプラグインを使ってユーザスクリプトを書けば、日本語ページを表示する、ということはできそうです。リンクといっても結局URLですからね。特にja.netbeans.orgのように、英語と日本語のページのURLに規則性がある場合は、対応表も楽になるでしょう。指定したURLが日本語ページでない場合、対応する日本語URLがあれば、そちらを表示する、たったこれだけです。あとは如何に多くの言語に対応するかと、できればページのヘッダに小さい(流行のブックマークボタンのような)言語ボタンを置いて、あれ?っと思ったらすぐ原語ページを表示できるようにしたいですね。それとこれってスペイン語だとどんな感じ?とか。

しかしこういったものも含めて、シームレスに他言語に対応できればいいんじゃないかなと思います。

1 件のコメント:

testdrive さんのコメント...

https://addons.mozilla.jp/firefox/details/6219
これはすごい参考になりそう。

XPathとやらを使えばページ内の位置がわかるらしい。